本年限り(今日現在の情報)の「定額減税」が始まりました。
経理担当の方は、システムの改修及び従業員の方々から定額減税のための申告書を作成並びに提出してもらうなど、例年にない業務負担があったのではないでしょうか。
定額減税を実施するにあたり、①月々の給与から減税(賞与も同様)又は②年末調整で清算の方が想定されます。
実施する前に以下の3つを把握しておきましょう。
1 6月時点で勤務している扶養控除等申告書を提出済みの社員
2 社員に同一生計配偶者に該当する家族の有無
3 社員の扶養親族の人数
以上1~3を把握することで、各人の減税額が把握できますので、今までの給与事務を行いながら年末調整を実施していただけたらと思います。
なお、勤務先に各申告書を提出して控除もれがないように注意しておきましょう。
会社側も給与事務なのでより慎重になり、精神的にも負担が増大します。
無事に年末までに受けるべき給付がなされるのか不安は拭えませんが、ご不安な点及びご不明な点がございましたら、最寄りの税務署又は税理士へお問い合わせいただけたらと思います。
また、税務署も定額減税の実施のために説明会を開催しています。
定額減税を受けるために多くの機関、事業者の負担の上に成り立った制度になっています。
誰かの利権で成立した制度ではありませんので、誤解がないようにお願いします。
少なくとも、税理士及び税務署が利権を得ることはないです笑
私も「元税務署職員」なので分かりますが、声に出していないだけで税務当局も上級官庁からの指示で説明会をやらされているだけですね。
税理士及び税務署も、事務が円滑に進められるように事業者の方々をサポートできたらと思います。